コロナ禍の影響により、海外留学・語学留学を断念された方も多いかと思いますが、それでも留学をしたいという方も多いのではないでしょうか。
フィリピン留学に関しては、今もなお(2021年6月25日現在)、入国制限・入国不可となり留学できない状況が続いておりますが、今回は、入国後の行動制限がありながらもフランスへ海外留学を決行された20代女性の方に、コロナ禍においての留学の思いや、現地での過ごし方、今後のプランなど体験談を語っていただきました。
目次
どの国へどれくらいの期間、留学する予定ですか?
フランスのパリに留学中、2020年12月から今も留学中です。
日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)を教えてください。
2016年4月に昭和音楽大学フルート専攻に入学。2年次には卒業後にフランス留学をすることを決意し、4年次の夏にブルターニュ地方にあるグロワ島にて、講習会に参加。
大学在学中は、オーケストラや吹奏楽の演奏会に参加。2020年3月に昭和音楽大学を卒業。コロナ禍のため音楽院の入試は受けられず断念。2020年12月、語学留学と支持しているフルートの先生に習うため20日ほどパリに滞在。現在は夏の音楽院入試に向けて準備中です。
なぜコロナ渦において海外留学・語学留学しようと思いましたか?
入学したい音楽院のフルート専攻では、年齢制限が26歳と決まっており、現在24歳のため今しか入学できるチャンスがないと思っています。
また、フランスとなると語学の習得にも時間がかかるためできるだけ早めに渡仏したいです。コロナ禍の前から渡仏に関する情報収集や勉強はしているため、特に躊躇はしておりません。
ビザの発給ができない、国境が封鎖している、飛行機が予約できないなどの理由がない限り、留学を諦めることはありません。
海外留学先でトータル予算は?
学費は年間で約10万円、渡航費は片道で7万円、家賃は月に約8万円、食費などの生活費は月に役5万円程と計算しています。
私の場合は2年間の渡仏になるため、年間166万円×2年間+渡航費で約400万円ほどです。生活費は実際に住んでみないと具体的な数字は分かりませんが、予算を抑えられるのは生活費かと思います。
コロナ渦において留学現地での過ごし方は?
12月に渡仏した際は、語学留学がメインであり、平日に2時間の講義で時間も決まっていました。具体的なスケジュールだと、8:00に起床し9:00〜11:00に授業の予習や勉強。11:00〜13:00に授業を受けて、それ以降は昼食を食べたり、散歩をして、15:00〜18:00にフルートの練習をしていました。
夜は18:00〜20:00には夕食とお風呂を済ませ、それ以降は2時間勉強して自由な時間を過ごし、24:00頃には就寝していました。
コロナでも海外留学・語学留学を決行して良かったことと、後悔したことは?
コロナ禍で留学して良かったことは、この期間に留学する人が少ないため、飛行機がとても空いており、快適な空の旅を満喫できました。ただ、航空会社によっては健康調査書などの書類の配布に不備がったり案内が不十分だったりと不安な部分は多く感じました。
現地では飲食店が閉店していたり、美術館や映画館なども閉まっており日本以上に厳しく取り締まっていたので、かなり過ごしづらく感じました。この状況で渡仏したことで自信がついた部分もあるので、これからの渡仏でも感染症対策もして、国の対策もあらかじめ把握しておくことが大事だと思いました。
留学後はどのような人生プランを立てていますか?
留学後は日本に帰国し、フルートで演奏活動や指導を中心に、フランス語を活かした仕事もしていきたいです。特に通訳・翻訳を考えていますが、コロナ禍が収まり演奏家たちが日本へ来日した時に通訳やサポートをしたり、フランス書籍や資料の翻訳など、音楽関連がわかるからこそのお仕事をしたいです。
現在、SNSマーケティングも勉強しているので、情報発信にも力を入れて行きたいです。
スタッフから一言
音楽院への留学は年齢制限もあるとのことで、コロナ渦においてのフランス留学は非常に決断を迫られたかと思います。
当スクールでも、ワクチン接種が進む中で、留学を控えている生徒様もおられます。留学中に困らない英会話を身につけることで、現地でスムーズに海外生活を送ることができます。現在、オンライン英会話も行なっておりますので、留学準備として英会話が必要と感じられている方はぜひご検討下さい。