英語留学で人気の国の一つとして挙げられるのが「イギリス」です。今回はイギリス留学を経験された方の体験談を伺いました。
イギリス留学を検討されている方の中には、費用など気になっている方も多いかと思いますが、今回はイギリス留学でかかった費用をフィリピン留学と比較しながらご紹介致します。
目次
イギリス留学について教えてください
私はイギリスのボーンマスというところで留学をしました。ボーンマスは、ロンドンから電車で2時間ほどで行けるところにあり、海岸沿いでビーチがある街として有名です。イギリスではリゾート地ともされているところです。
イギリス留学費用について
学校は、2ヶ月ビジネスに特化した語学学校に通いました。語学学校でやるような日常英会話を学ぶ授業もあったのですが、もっとよりビジネスに使われる英単語や英語力の向上を目指す学校です。
イギリス留学の場合
イギリスの語学学校の1ヶ月の授業料は、以下の通りです。
- 入学金 GBP£90
- 授業料 GBP£1460
- コース予約費用 GBP£35
- 教材費 GBP£30
合計で、GBP£1615となり、日本円では約25万円です。
週35時間(+無料オプショナルクラス10時間)・・・144,000円 /1ヶ月
イギリス留学の滞在費用について
私はホストファミリーのもとでホームステイをして、食事は全部自分で作ることにしていました。1ヶ月の滞在費用は、滞在手配料を含めて日本円で7万円ほどです。
食費、生活費とその他費用を含めて、3万円ほどです。そして、イギリスまでの航空券往復費用は15万円程、海外旅行保険は45000円で、私の場合は2ヶ月滞在したので、留学費用は総額で大体90万円くらいでした。
フィリピン留学の場合、語学学校に併設されている宿泊施設を利用することになり、授業料の中に宿泊費が含まれています。別途、宿泊費をお支払いする必要がありません。
イギリス留学の授業形式について
私がとったコースはCommunication and Business skillというコースで、午前中は普通の語学学校でやるような、日常英会話やビジネス英語の勉強をして、午後からはその日によってトピックが違うのですが、貿易だったり金融だったり一つのテーマに沿ってその単語と必要な知識を身につけていく形式でした。
10人ぐらいのクラス構成
授業形式は、生徒が最高でも10人ぐらいのクラスの構成になっています。毎日トピックがあるので、それについてまず知っていることをみんなで意見を出します。その後それについて話し合い、テキストに沿って進めていく感じです。午前中は主に会話を中心に学んでいくのですが、午後のビジネスのコースはその日のトピックによって分かったりわからなかったりするものがあってなかなか苦戦をしました。
私は貿易関係の仕事についていたので、貿易についてのトピックの日はいろんな意見を言えたのですが、金融など違う業界のことだと単語すら出てこなくて、他の生徒も社会人を経験している人が多かったので、圧倒されたこともありました。
フィリピン留学の場合、欧米留学と大きく違うことはマンツーマンレッスンが充実しているということです。講義形式の授業が良いという方には欧米留学は向いているかもしれませんが、スピーキング力を強化したいのであれば、マンツーマンレッスンが多く受けられるフィリピン留学も検討されてみてはいかがでしょうか。
毎週木曜日はプレゼンテーション
また毎週木曜日はプレゼンテーションの日でした。例えば会社のロゴはどんなことを表現しているか、ロゴの色は人が見たときにどういう影響を与えるかなど、ビジネスに使えるトピックだったのですが、最初の週から毎週木曜がプレゼンテーションだったので、緊張もありどんなことを書いたら良いかもわからず、同じレッスンを受けていた生徒に助けられながらパワーポイントを作って発表をしました。
この後、日本に帰ったときに、仕事でプレゼンをする機会もあり、このときに苦労したことが今とても生かされていると思います。英語でもどんなことでも堂々と話して、パワーポイントの本格的な使い方もそこで学びました。
フィリピン留学の場合、マンツーマンレッスンが充実していますが、グループレッスンもあり、そこではプレゼンテーションや発表する機会もあります。マンツーマンのレッスンとグループレッスンの比率も生徒様のご要望でカスタマイズが可能です。
生徒の国籍について
生徒の国籍は、私のクラスは韓国人が一番多かったです。でも学校全体ではトルコ人、オマーン人、サウジアラビア人など中東やロシアなどヨーロッパかその近くの国籍の生徒が多かったです。
日本人の生徒は私のクラスにはもう一人いたくらいで、他にはあまり見ませんでした。学校全体では日本人は3%くらいしかいなかったので、あまり会わなかったのだと思います。実際に私が学校にいたときに一番仲良くなったのは、カタール人とシリア人の女の子でした。2人ともすでに社会人を経験していて、英語を話して仕事に生かすために留学してきていました。
フィリピン留学の場合、学校によって留学生の国籍が異なります。日本人が多い学校、韓国人が多い学校などもございますが、多国籍な語学学校もございます。
平日学校がある時のスケジュールについて
学校がある時は朝9時から3時か火曜と木曜は4時まで授業がありました。ホストファミリー家から歩いて10分くらいのところに学校があったので、朝9時に学校に行き午前中は日常英会話の授業、午後からはビジネスの授業を受けて、学校自体も街中にあったのでそのままスーパーに寄って食材を買い、家に帰ってからホストファミリーとその日のことを話して宿題をし、夜ご飯を作って食べて寝るという生活をしていました。
学校のアクティビティーも充実していたので、私の場合は特にプレゼンテーションが終わった木曜や金曜の夜はアクティビティーに参加していました。金曜の夜とかだとクラブやバーに飲みにいくイベントがあるので、クラスの友達を誘って一緒にバーに飲みに行ったりしました。
フィリピン留学の場合、基本的には、1日3食の食事付きなので食材の買い出しが必要なく自炊する必要もないので、その分、復習や予習の時間を作ることができます。3食付きですが外食することも可能です。遊びは必要なく本格的に勉強に集中したい方は、門限があるセミスパルタやスパルタの語学学校もございます。
休日の過ごし方について
私は滞在期間が2ヶ月と決まっていたので、休日も数えるほどしかないと思い、積極的に学校のアクティビティーに参加しました。最初の方は、ボーンマスの街を歩いて、最後にレストランに行くツアーなどがあったので、一緒の時期に入学した生徒を誘って、一緒にツアーに参加したりしました。
そこで顔見知りになった生徒とも友達になりました。あとはBathという街が近くにあったので、上記に書いたカタール人やシリア人の女の子と一緒にその街に行くツアーに申し込みました。街でもあったし、有名な観光名所でもあったので、ショッピングをしたり観光名所をまわったりしてとても充実した日帰り旅行ができました。
またカタールやシリアでの生活や女子トークなどでも盛り上がって、文化も知ることができてとても楽しい旅となりました。他にもクラスメートを誘って、サウザンプトンの街に行ったり、ロンドンから友達が訪ねてきてくれたので一緒に遊んだりして、できる限り外に出て遊ぶようにしていました。
フィリピン留学の場合、土日は基本的に授業は休講になりますが、土曜日はオプションで授業を受けることが可能です。
滞在施設について
滞在施設は、ホストファミリーのお家で滞在していました。学校がホストファミリーと契約しているので、その契約されている中のホストファミリーから選びました。
ホストファミリーは子供が巣立っておばさんが一人で住んでいました。とてもおしゃべり好きでお世話好きな人だったので、困った時は相談に乗ってくれたり毎日自分のあったことを聞いてくれて、英語が詰まったりしても辛抱強く聞いてくれる優しい人でした。
またハウスメイトはもう一人いて、たまたまだったのですが同じコースを取っていた韓国人の女の子でした。最初授業になれなくて、宿題で困ったりしていたときもそのハウスメイトの韓国人の子がアドバイスをくれたりしてとても助かりました。
毎日同じ時間に授業を受けるので、一緒に学校に通ったりして2ヶ月しかいなかったのですがとても仲良くなりました。
フィリピン留学の場合、滞在施設は語学学校の寮になりますが、学校によってはホテル滞在が可能な語学学校もございます。海が近いリゾート語学学校などもあり、勉強の合間にリフレッシュができます。
治安について
治安は良いところだと思います。このあとロンドンにも行ったのですが、ロンドンのように暗い道があったり、知らなくても危ないと感じるようなところはボーンマスにはなかったです。
住んでいたホストファミリーもそうだったのですが、ボーンマスは退職した人や、イギリス王室の人も夏に遊びに来るようなリゾート地だったので、ゆっくりした落ち着いた雰囲気で、治安は良い方だと思いました。
フィリピン留学の場合、治安が不安になられる方も多いかと思いますが、学校や寮においてはセキュリティもしっかりとしております。クラークなどの地域は街全体がゲートになってセキュリティもしっかりとしています。
物価について
私がイギリスに滞在していた時は、まだBrexit前だったこともあって為替自体も一ポンド200円くらいでとても高かった時でした。
スーパーに行くと、果物や野菜などは日本よりも安いくらいでした。お肉も値段自体はあまり日本と変わりませんが、大きさで行ったら断然イギリスの方が大きいので、そう行った意味でも安いと思います。
ただ外食は全然別です。ご飯を一品何か頼むだけでも2000円くらいはするので、留学生たちはみんなまず家に帰ってご飯を食べて、その後みんなで集合し飲みに行くというのが習慣でした。日本では飲みに行くと行ったら、ご飯と飲みに行くのは一緒なので、最初このことに慣れるのにちょっと苦労しました。ご飯は食べてもつまみは食べたいので、みんなでつまみを頼んでアルコールを飲むという感じでした。でもビールは日本より全然安いです。
フィリピン留学の場合、ショッピングモールなどに行けば日本と変わらない価格のレストランやショップもありますが、日常生活をする上においては、物価はだいたい3分の1〜2分の1くらいと考えて良いと思います。
イギリス留学した感想を教えてください
私の行った語学学校は、ビジネスを勉強するところでもあったので、最初ついて行くのにとても大変でした。またイギリス英語が慣れなくて、最初の方は先生がどこの宿題を出したかわからず韓国人のハウスメイトに聞いたりしたこともあり、とても悲しかったです。
でも2ヶ月後には耳も慣れて、プレゼンテーションにも自信が持てるようになり、2ヶ月だったので自分にとってはスパルタだったのですが、良い刺激となって充実した留学となりました。
最後に
今回はイギリス留学を経験された方に体験談をお伺いしました。まだまだ欧米留学しかご存知でない学生や社会人の方も多くおられますが、最近ではフィリピン留学に注目が集まってきています。
フィリピン留学について詳しく知りたい、少し興味があると気になっている方は説明会にぜひご参加ください。遠方で参加できないという方は、LINEやSkypeのチャット相談も行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。