コロナの影響で、留学の計画が中止・延期になった方は多数おられると思います。フィリピン留学だけではなく、様々な国への留学を中止・延期にされた方の体験談を数回に渡り、ご紹介させていただきます。
今回は、フィリピン・セブへ留学する予定だった、30代男性(営業)の方に今のお気持ちを伺いました。
目次
海外留学するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
大学卒業後、2010年に専門商社に入社。新卒から10年間、ジョブローテーションの一環として営業、および管理部門の2部署を経験しました。
その後、今年の1月にメーカーに転職。前職では営業時代、管理部門時代ともに海外現地法人スタッフとのコミュニケーションをとる機会があり、メールベースでの対応が多くありました。転職後は海外比率の高いメーカーであることもあり、より前に出てのコミュニケーションが求められる部署への配属となりました。
なぜ海外留学・語学留学しようと思いましたか?
前職でも海外とはメールベースのやり取りを中心に海外応は行っており、海外出張の機会もあったが、転職後は海外出張が多くなると入社前から言われており、実際に入社してからも海外現地法人のみならず、海外顧客との交渉など、折衝が必要な部署への配属となったことがきっかけです。
自身の会話力の低さは前職時代から感じており、留学経験がないことにも多少負い目を感じていたので、短期間でスピーキング力を向上させるべく、会社が行っている英会話プログラムとは別の形で語学留学を申し出ました。
フィリピン・セブ留学先でトータル予算について
フィリピン・セブに3週間
予算は会社で負担してもらえる形のプログラムだったため具体的な金額は把握しておりませんが、50万円+実費で検討ということになっていました。
上司承認さえとれれば食費が実費であること以外、会社負担となる予定だったため、他に用意されている英会話やTOEIC対策などの講座では効果的ではないことをしっかりと説明しました。
アメリカなど、他の国でのプログラムも用意されていましたが、前職時代に東南アジアは経験があったため、少しでもわかる国にしたかったという背景がありフィリピン・セブ留学を希望しました。
海外留学の準備期間について
特に準備はしていませんでした。英語付けになれるため、日々の業務でライティング、リーディングのスキルを使っていたのみとなります。
留学の2週間前に一度現地の講師と面談をし、スピーキング力などのチェックを行ってもらい、事前宿題を課されました。ただし、その後フィリピンがロックダウンに入ってしまったため、物理的にも渡航ができなくなってしまいました。
費用負担は会社ですが、自身で学校とやり取りをしたりもしていたので、どちらかというと、勉強というよりも現地の英語学校とのやり取りに時間を割かれたという印象があります。
海外留学・語学留学後の人生プランについて
3週間会社の時間をもらって留学をするからには、しっかり集中してスピーキングに集中し、帰国後にレベルアップして業務をバリバリこなしていくイメージでいました。
実際、同じプログラムを利用した先輩の紹介で私も留学を検討していたため、事前にロールモデルとなるような人は身近に複数人いたので、留学前後の変化についてはイメージが持てていました。
コロナで海外留学・語学留学を中止・延期になった気持ち
残念ではありますが、語学留学は不要不急の外出にあたること、自費での留学ではなかったこともあり、自分の中では半ば仕方ないという結論になりました。
3月からの渡航予定であったこと、当時はイタリアが増えつつあることが盛んに言われていて東南アジアは情報がとりにくかったこともあり、日に日に悪化する状況にどうすべきかわからず、語学学校とは毎日のようにいくべきか否かの会話をしてました。
半ば強硬しようかギリギリまで悩みましたが、仮に行っていたらロックダウンされ帰国ができなかったため、結果論にはなりますが、留学をキャンセルしたことで会社には迷惑をかけず済むという結果になりました。
コロナ後は留学の計画を断念しますか?再度立て直しますか?
語学学校とは今年中に渡航する場合、キャンセル料はかからないということですが、現地の語学学校もオンライン化にするなどの対応に追われているそうです。
現地も秋以降の再開を目指して今は準備しているとの話があり、通常職務に戻るまでは厳しいと思いますが、立て直して可能であれば行きたいと思っています。
とはいえ、世界全体でみても感染者数が収束する兆候が見えないこと、通常業務も忙しくなりつつあることから、断念の可能性も出てきているので、早くコロナが収束することを祈っています。
スタッフから一言
一度決めた留学を諦めたくないというお気持ちの方は多いと思います。今回の体験談にもあるように、社会人になった後でも、熱意さえあれば留学できるチャンスがいくらでもあるということです。
コロナで人生観が変わったという方も少なくありません。また海外渡航が自由にできるようになった後に、学生の時に諦めてしまった留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。