英語留学で人気の国の一つとして挙げられるのが「カナダ」です。今回はカナダ留学を経験された方の体験談を伺いました。カナダ留学を検討されている方の中には、費用など気になっている方も多いかと思いますが、今回はカナダ留学でかかった費用を伺いながら、フィリピン留学と比較しながらご紹介致します。
目次
カナダ留学の語学学校の費用を教えてください。
カナダのトロントにワーキングホリデーで留学した時のことを紹介させて頂きます。留学中はホームステイとシェアハウスをそれぞれ経験しました。ホームステイ中は語学学校に通い、シェアハウス中はカフェ勤務していました。その時にかかった費用や体験談について紹介します。
カナダの語学学校の授業料
- 約2430ドル(291,600円※1ドル=120円)/1ヶ月
語学学校では様々なコースがありました。私は週26コマのジェネラルコースを受講していました。その他にも週32コマのインテンシブコース、ケンブリッジ検定コース、TOEFLコースなどもあります。
週35時間(+無料オプショナルクラス10時間)・・・144,000円 /1ヶ月
カナダ留学の宿泊費
カナダ留学の宿泊先はホームステイの期間とシェアハウスの期間がありました。費用は以下の通りになります。
ホームステイ宿泊費
- 約1130ドル(135,600円※1ドル=120円)/1ヶ月
これとは別途、WI−FI代と洗濯代を徴収されました。これは家庭によると思いますが、WI−FIは20ドル/月、洗濯は5ドル/回でした。そのため洗濯はできるだけ溜め込んでいました。私は通った語学学校と提携しているご家庭にはいったため、料金はホームステイ代と授業料は一緒に事前に払うことになっています。そのため、この宿泊費は語学学校の授業料を差し引いた額になっています。
シェアハウス宿泊費
- 500ドル(60,000円※1ドル=120円)/月
家賃、光熱費、WI−FI込みです。条件は家によるので、念入りにネットで探すことをオススメします。カナダにはCraigslistという有名なサイトがあり、ここで家や仕事の求人が掲載されています。
フィリピン留学の場合、語学学校に併設されている宿泊施設を利用することになり、授業料の中に宿泊費が含まれています。別途、宿泊費をお支払いする必要がありません。
カナダ留学の生活費
カナダ留学では、ホームステイとシェアハウス時代では生活費にも違いがありました。生活スタイルによってもかなり異なるので、あくまで参考になります。
ホームステイ生活費
- 約700〜1000ドル/月
雑費は、どれくらい日本から物を持ってくるかにもよりますが、シャンプー・リンス、メイク用品等は日本から持ってきたのでホームステイ中はお金はかかりませんでした。しかし、語学学校に行っている間は初めての海外生活ですし、友達ができると観光したくなります。
私は在学中、トロントシティパスを購入し、メイン観光地を回りました。(86ドル+TAX)当初はCNタワー、カサロマ、ロイヤルオンタリオ博物館、トロント動物園、オンタリオ・サイエンスセンターを巡れました。今はこれにプラスしてリプリー水族館も行けるみたいです。
また、語学学校にはツアーイベントがあるので、行きたくなります。私はナイアガラの滝ツアーとニューヨーク2泊3日ツアーに行きましたので、非常にお金がかかりました。もちろん参加は自由なので行かないで節約することもできますが、新しい友達に行こうよ!と誘われると行きたくなりますよね。生活費は思っていたよりもかかりました。
シェアハウス生活費
- 約150〜200ドル/月
最初の1、2ヶ月で観光地を回りきったため、節約していました。シャンプーなどの雑費、仕事が決まった後は黒のズボンや靴を購入したりもしました。
その他費用
携帯:プリペイド式の携帯を購入し、毎月使う分だけチャージしました。だいたい20〜30ドル/月しかチャージしませんでした。WI-FI環境下であれば、日本から持ってきた自分の携帯でLINEもインターネットも無料で使えます。外では使えませんでしたが、家やカフェに居れば基本的にWI-FIとんでます。現地でSIMカードを買う方もいますが、私はプリペイド式携帯で十分でした。家や仕事を探す時に必要なので、SIMカードでもプリペイドでも携帯は必需品です。
カナダの公共機関
146ドル/月 くらいの出費です。メトロパスという物があり、1週間乗り放題版と、1ヶ月乗り放題版があります。私は1ヶ月乗り放題版を購入していました。地下鉄、バス、路面電車の全てが乗り放題です!これは絶対買うべきです!
カナダの食費
- ホームステイ:食費:約300ドル/月
食費に関しては、基本的に上記の宿泊費に含まれています。(平日は朝晩、休日は朝昼晩)別途かかったのは語学学校に行っている間の昼食代、あとは友人と外食に行った際にかかるお金ぐらいです。フードコートなどで済ませればチップはかかりませんが、レストランに入るとチップがかかるので、お昼は頑張って安く済ませるようにしてました。ディナーはお酒も飲むと割高です。たまにホームステイ先でサンドイッチを自分で作って持って行ったりもしていました。
- シェアハウス:食費:約200〜250ドル/月
できる限り自炊していました。ワーキングホリデーで飲食店に勤務すると、まかないが出るところもあるので、食費を抑えれます。
フィリピン留学の場合、語学学校に併設されている寮で食事が提供されます。学校にもよりますが、毎日3食提供される学校が多いです。外食しないのであれば、寮で全て食事をすると食費が別途かかりません。WIFIも無料で使える語学学校がほとんどです。また、掃除や洗濯も週2・3回無料、または少額の金額で行ってくれます。
カナダ留学の授業形式
初日のオリエンテーションでクラス分けのテストを行います。A1(初心者)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)、C2(上上級)の段階クラスに分けられます。私はC1クラスでした。教科書にはスポーツや旅行等のトピックスがあり、教科書に沿って授業が行われます。
スピーキングやライティングだけでなく、グループディスカッションもありました。また、日常英会話的なものだけではなく、ビジネス英語など自分の興味のある分野の授業もとれます。
欧米留学の場合は、マンツーマンを行なっている語学学校はほとんどありません。自ら発言しなければスピーキングを鍛えることができませんが、フィリピン留学の場合、マンツーマンレッスンの方が多く、個人のレベルに合わせてレッスンが受けられるので、初心者の方も他の方とのレベルを気にせずにレッスンを受けることができます。
カナダ留学の生徒の国籍
日本、韓国、フランス、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、パナマ、アラブと非常に国際色豊かでした。特にメキシコと南アメリカ系の生徒は多かったです。また、クラスに偏りがあり、A1やA2に行ってしまうと、日本人とアラブ人が多く、あまり英語力が伸びないと聞きます。
フィリピン留学の場合、日系の語学学校であれば日本人比率が多く、韓国系の語学学校であれば韓国人の比率が高いですが、最近では国際色豊かな学校も増えてきています。
カナダ留学時の平日スケジュール
6:00 | 起床 |
7:30 | 家をでる |
8:20 | 語学学校到着 |
8:40 | 午前授業(1コマ80分×3コマ) |
13:00 | ランチタイム |
14:00 | 午後授業(2コマ) |
16:40 | 授業終了 |
17:30 | 帰宅 |
18:30 | ホストファミリーと夕食 |
20:00 | シャワーや宿題など |
23:00 | 就寝 |
カナダでの休日の過ごし方
語学学校時代
- ホストファミリーとお買い物
- 友人と観光地巡りやショッピング
- 家や仕事探し
仕事探しは1軒1軒訪問して履歴書を渡すという、日本とは違うやり方だったので、時間がかかりました。
シェアハウス時代
- 友人と出かける
- 家でゆっくり過ごす
現地の友達ができると色々とハウスパーティに誘ってくれたりと、夜遊びには困りません。また、ジャマイカのお母さんがNetflix契約していたので、アカウントを教えてもらい映画鑑賞したり、洋書を読んだり、ご飯の作り置きを作ったりしていました。
カナダでの滞在先について
ホストファミリー
フィリピン人の家でした。2人のお子さんがいるご夫婦の家で、おばあちゃんも住んでおり、5人家族でした。到着〜語学学校がはじまるまでの数日間は、学校まで一緒に電車にのって行き方を教えてくれましたし、会話する機会も多かったです。
また、ここではシェアルームで1部屋2人でした。初めはメキシコ人の方と一緒でしたが、1週間で帰国、その後はペルー人の方と一緒になり、とても仲良くなり、一緒によく出かけてました。
シェアハウス
イスタンブールの家族の一軒家の地下に3部屋あり、私を含む3組が住んでいました。ジャマイカ人の母娘とタイ人の女の子でした。ジャマイカ人はお母さんが、イスタンブール家族の子供のベビーシッターをやっていたので住み込みのような感じでした。
娘はトロントの小学校に通っていました。タイ人の女の子は大学生でした。共用部分の掃除は週に1回、持ち回り制でした。冷蔵庫は棚分け。キッチンは1階にあるオーナーと共用。使用時間が被らないようにするのは少し面倒でした。
シェアハウスはCraigslistで見つけ、自分でオーナーに電話をしてアポイントをとり、部屋を見せてもらい、その場で契約という形でした。ここの家の他に3ヶ所程見学をしました。
治安
非常に良かったです。スリや強盗など危ない目にあったことはありません。ただここは行かない方が良い、というエリアは世界各国どこにでもありますので、そこだけ避けていれば基本的に問題ないと思います。しいていうなら、ホームレスが日本より多く感じました。紙コップを差し出してチップを要求してくる人もいますが、断っても大丈夫です。だからと言って危害を加えてくるわけではないのでご安心を。
物価
高めです。消費税が13%でしたので、物を買うときは表示価格よりも必ず高くなります。家も高いので、基本的にはシェアハウスが一般的です。
カナダ留学前と留学後の英語レベル
留学前のレベル
TOEIC745点でした。日常会話にそこまで困らないものの、ネイティブと話すとスピードが追いつかなかったり、わからない言葉が多くありました。
留学後の英語のレベル
TOEIC880点になりました。耳がだいぶ慣れ、ネイティブの人が使うような単語や文を覚えることができ、どこへ行くにも困りませんでした。TOEICのリスニングはほぼ満点をとれました。
カナダ留学体験者の感想
約2ヶ月の留学でかかった費用はおよそ100万円ほど(航空券代や海外留学保険除く)になります。
英語を学びたい方にとってトロントは最適な地だと思います。英語だけではなく多国籍な街なので異文化についても学べます。留学をすると視野が広がり、心が豊かになります。
残念ながら留学はある程度のお金がないとできないですが、価値ある自己投資だと思います。留学を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。
最後に
欧米留学を考えられている方の中にも、どうしてもネイティブの授業を受けたいけれど、予算の都合で留学を諦めないといけない・・・という方はぜひネイティブ講師が在籍しているフィリピン語学学校を検討されてみてはいかがでしょうか?
約2ヶ月の留学であれば、カナダ留学はおよそ100万円かかるのに対して、フィリピン留学であれば、航空券や海外留学保険を入れても50万円以下で留学することが可能です。詳しくは体験談でもご紹介しております。