コロナの影響で、留学の計画が中止・延期になった方は多数おられると思います。フィリピン留学だけではなく、様々な国への留学を中止・延期にされた方の体験談を数回に渡り、ご紹介させていただきます。
今回は、カナダへ留学する予定だった、20代女性(デザイン関係)の方に今のお気持ちを伺いました。
目次
海外留学するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
日本では服飾系専門学校を卒業した後に、ファッション雑貨やアクセサリーなどのデザイン・制作の会社へと就職しました。比較的小さな会社だったのでイラストレーターやフォトショップを使用したデザインデータ作成はもちろん商品撮影、バイヤーなど幅広い仕事を経験することができました。
また中国や韓国など海外に出張することもありました。現地ではバイヤーとして商品を買い付けたり、取引先の会社の方と通訳さんを交えて商品提案などのミーティングをしたりしていました。
なぜ海外留学・語学留学しようと思いましたか?
高校生のときに友達に誘われたのがきっかけで短期留学したのですが、初めての海外で英語も全くわからない状態でのホームステイでしたが、とても素敵なファミリーに恵まれ、もっと英語で彼らとコミュニケーションがとりたい!いつか長期留学をしてみたい!と思ったことが留学を意識したはじまりです。
また仕事上(バイヤーとして)海外へ行くことも多かったため、英語が話せたら…と思う場面も多く、20代のうちにワーキングホリデーを利用して海外に行こうと決意しました。
カナダ留学先でトータル予算について
カナダに1年間
トータル約150万円で計画していました。
内訳はインターネットや留学エージェントとの相談等で調べて予算は少し余裕をもって考えていました。私はエージェントと契約をしていたので、最初の2か月間の家賃と学費込みで50万円弱はエージェントに支払う予定でした。航空券は5万円以内、保険は20万円前後、その他を仕事が見つかるまでの食費や生活資金にまわそうと思っていました。
海外留学の準備期間について
まず勤めていた会社に留学したい旨を伝え、退職準備をしました。それから短期の派遣会社へと勤めました。またフィリピンへの語学留学も考えていましたが、そちらもコロナにより断念せざるを得ない状況となったので、現在も自宅での英語学習、主に文法や単語の勉強とオンラインでの英会話レッスン、また現地のコロナ情報を含めた情報収集をメインに行っています。
まだまだ英語力が低いので、レベルアップしてから海外に行けるとポジティブに考え頑張っています。
海外留学・語学留学後の人生プランについて
できれば英語を使った仕事に就きたいと考えています。海外留学をして、しっかり英語を身に着けることが目標なので日本に帰ってからも忘れないようになるべく英語を活用していきたいです。
また海外について調べているうちに20代のうちにワーキングホリデーで行けるほかの国にも行ってみたいと考えています。カナダのほかにもオーストラリアやニュージーランドにも興味があります。
コロナで海外留学・語学留学を中止・延期になった気持ち
このような状況になることは誰もが想像していなかったことなので誰を責めることもできませんが、渡航ができないと決まった時にはたくさんの悩んだ時間や準備の期間を思い出し、正直怒りと悲しみが押し寄せました。
ですが、気持ちを切り替えてこの期間をいかに有効に過ごすかが、今後渡航が解禁されたときに響くと思い英語の勉強を再開しました。
留学に行けなくなったのはもちろん私だけではないので、インスタグラムなどを通して連絡を取っていた方たちと励ましあったりもしました。
コロナ後は留学の計画を断念しますか?再度立て直しますか?
もちろん再度立て直して必ず海外へ行くつもりです。海外へ行くことを決めたとき、仕事も後輩ができたり責任のある案件を任せてもらえたりしていた時期だったりと、これから楽しくなる時期でもありました。
そんなときに海外へ行くと決めた覚悟は生半可なものではなかったし、家族や友人のサポートもあったのでその人たちのためにも絶対に留学は成功させたいと考えています。
日本は一向に収束の気配が見えず不安になりますが今は信じて待つのみです…。
スタッフから一言
一度決めた留学を諦めたくないというお気持ちの方は多いと思います。今回の体験談にもあるように、オンライン英会話でもある程度の英語力は身につくことは確かです。
しかしながら、現地の空気を肌で触れ、現地の方と会話する中でしか味わえない留学の醍醐味というものがあります。また海外渡航が自由にできるようになった後に、諦めてしまった留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。