高校生になると、大学入学に向けて英語学習もより高度になりますが、中でもTOEICスコアが高いだけではなく、英語力が高いと言われているような大学である国際基督教大(ICU)や上智大学、東京外国語大学などを目指されている、また海外への大学を目指されている高校生も多いのではないでしょうか。
日本の大学では、通常は日本語で授業が行われますが、英語教育に力を入れている上記のような大学では英語で授業が行われているコースも少なくありません。また海外の大学に行けば、もちろん英語で授業が行われます。
英語で専門スキルを学ぶ学ぶためには、高校生の間にスピーキングやリスニングスキルが高められるフィリピン英語留学が効果的です。今回は、高校生のフィリピン英語留学についてご紹介致します。
目次
高校生は時間に余裕がありフィリピン留学しやすい
高校生の中には、将来は海外で働いてみたい、英語を使ってグローバルな仕事がしたいという夢を持っている方も多いのではないでしょうか。
フィリピン留学の特徴として、社会人の方の留学生が多いのですが、その留学生のほとんどが1ヶ月未満の短期留学です。仕事を辞めて留学に行かれる方、すでに転職先が決まり、その間に行かれる方など様々ですが、多くの方が、その短い留学期間を捻出することに非常に苦労されています。
一方、高校生であれば夏休みや春休みなどのまとまった長期休暇がありので、1ヶ月の短期留学を作ることが容易です。
中には、フィリピン留学からフィリピンの大学に入学される方も最近では増えつつあります。フィリピンの大学では英語で授業が行われるので、英語で専門スキルを磨くことができます。弊社では、フィリピンへの正規大学への留学のサポートも行なっておりますので、フィリピンへの大学進学を検討されている方はご相談ください。
高校生のフィリピン留学って治安は大丈夫?
フィリピン留学で親御さんが一番心配されることが治安の問題です。フィリピンの治安は日本と比べると決して良いとは言えません。スリや置き引きなども頻繁にありますし、出かける際は注意が必要です。
しかしながら、フィリピンのほとんどの語学学校では、施設内に入る前にセキュリティチェックがあり、スパルタ式の学校では平日外出禁止などの規則があるので、治安を心配されている親御様にとっても安心していただけます。
また週末のアクティビティに関しても、学校が開催しているものであればスタッフが一緒に同行するので、学校以外でも外出に関しても心配ありません。
しかしながら、学校でのセキュリティや規則があっても必ず危険がないということではありません。個人がしっかりと意識を持っていただくことが大切です。
高校生がフィリピン留学をするのメリット
高校生にとってフィリピン留学のメリットはたくさんあります。費用が安いだけではなく、色々な体験をすることで今後の財産にもなります。
フィリピン留学は費用が格安
何よりも魅力的なのが、フィリピン留学の費用です。フィリピン留学は欧米留学の約3分の1の費用なので、親御さんの理解も得やすいというメリットもあります。1ヶ月間であれば、大体20〜30万円で留学が可能です。
高校生のうちに外国人の友達ができる
フィリピン留学では、韓国、台湾、ベトナム、中国、ロシアなど、たくさんの国からの留学生がいます。学校によっては多国籍の留学生を集めている学校もあります。いろんな国の学生と知り合うことで様々な国の文化や歴史を学ぶことができます。
もちろん、フィリピン人の先生と仲良くなる学生も多く、帰国してからもSNSなどのチャットでのやりとりも、ライティングの勉強にもなりますし、スカイプで話をすることでスピーキングの練習にもなります。
高校以外の日本人の友達ができる
学校の中での限られた人間関係ではなく、フィリピン留学で英語を勉強するという共通の目的を持った意識の高い友人関係を築くことができます。
将来の夢や目的に向かって、お互いに刺激しあうことでより勉強への意識が強くなります。また親友関係を築くことによって、今後の進路に向けて、お互い協力する仲間を増やすことができます。
フィリピン留学で自立心が鍛えられる
高校生はまだまだ子供かもしれませんが、大人になる手前の世代です。留学を経験することによって、色々と自分で物事を考え行動することによって自立心を鍛えることができます。
洗濯や食事などは寮施設で全て行なってくれる学校がほとんどですので心配ありませんが、一度家を離れることによって自分でしなければいけない自立心を鍛えることができるのではないでしょうか。
フィリピン留学で国際感覚を身につけられる
英語の環境に身を置くことで、日常生活の会話から進路や就職に必要な英語力を身につけることができます。
将来、海外の大学に留学を考えている学生、海外就職を目指している学生は、フィリピン留学を経験することによって、国際感覚を身につけることができます。
高校生がフィリピン留学を選ぶ基本的なポイント
高校生におすすめするフィリピンの語学留学校先として重要視していることは、「食事が3食付き」「セミスパルタ系」「学生が多い」など、平日はできるだけ外出を禁止しているセミスパルタ系の学校で、近くに遊べる環境がない語学学校です。
やはり高校生の留学ということで、親御様が心配されるのはお子様の安全と、勉強できる環境が整っているか、というこの2点に集中しています。
以上のポイントを踏まえた点で、できる限り外出する必要性がなく、快適に勉強できる語学学校を地域別にご紹介いたします。
高校生におすすめのフィリピン留学語学学校(セブ編)
セブはフィリピン留学の中でも一番人気の地域で、学校数も多くあるので選択肢も非常に多いですが、高校生が安心して留学生活を送るとなると、市街地に近い語学学校よりも、落ち着いた雰囲気の地域を選ばれることをオススメ致します。
ELSA(セブ)
ELSA(エルサ)は、セブのリゾート地に位置するセミスパルタ式の語学学校です。平日は外出禁止で、市街地にも遠いので、お子様の留学に不安を感じている親御様も安心の語学学校です。
ボキャブラリーテストや1週間ごとの総合テスト、毎月行われる進級テストや模擬テストもあるので、自分のペースではサボってしまうという方にもしっかりと勉強に専念できる環境が整っています。
留学費用の目安
1週間(5人部屋)Super Basic ESL / General ESLコース:44,525円〜
CIA(セブ)
CIAはセブの一般的な語学学校と比較して、やや厳しいルールが特徴のセミスパルタ式の語学学校です。学校には日本人職員を含む複数の日本語対応職員が在籍しているので、高校生にも安心して留学していただける環境です。
日本人比率が少ないので、海外の友達ができるチャンス、異文化を触れる機会を作ることもできます。イギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある高校生にオススメのIELTSの点数保証コースもあります。
留学費用の目安
1週間(3人部屋)ESLレギュラーコース:560ドル〜
高校生におすすめのフィリピン留学語学学校(バギオ編)
バギオは首都マニラから約300 km北上、標高1500mの高原都市です。平均気温が20℃と、日本の春や秋のように涼しい気候なので、暑いのが苦手という高校生にも最適な場所です。
また、スパルタ式の学校が中心で平日は外出禁止の勉強に集中できる環境なので親御様も安心です。
Monol(バギオ)
Monol(モノル)の一番の特徴は、講師1名に対して3名の学生が共同で生活できるコースです。強制的に英語を話す環境を作ることができるので、24時間母国語禁止のルールが徹底できます。
また英語を定着させるために、反復学習を行なっているので、英語力を着実に伸ばすことができます。自分のペースでは勉強ができないという方にはオススメの学校です。
留学費用の目安
1週間(6人部屋)General ESLコース(Interactive ESLコース):800ドル〜
TALK(バギオ)
TALKは、小規模で家庭的な雰囲気のあるバギオにある語学学校です。学生数は47名と非常に少ないので学生の一人一人のケアがしっかりとしています。韓国資本ですが、日本語のできるスタッフが常駐しているので、まだまだ英語に慣れない高校生にも安心していただけます。
TOEICコースには定評があり、他校から転校してくる学生も多いほどです。TOEICのスコアを受験に取り入れている大学を希望している高校生にはおすすめです。TALKでも24時間母国語禁止の環境なので、英語脳を鍛えることができます。
留学費用の目安
2週間(3人部屋) ESL421コース:620ドル〜
高校生におすすめのフィリピン留学語学学校(クラーク編)
クラークは、アメリカ空軍基地があった地域で、今でもアメリカ人が住んでいるため、ネイティブ教師の授業をたくさん受けられることが、クラークでの留学の最大のメリットになります。
マニラから車で約2時間、クラーク国際空港もあり、マニラからの乗り換え、または最近では大阪からジェットスターの直行便も就航して、クラークへの留学が便利になってきています。
AELC(クラーク)
AELCは、欧米ネイティブ講師が多数在籍しているクラークにある語学学校です。フィリピン人講師で勉強した後に、ネイティブ講師の英語にも慣らしていくことができます。ネイティブオンリーコースもあるので、ネイティブにこだわりがある方、欧米圏に留学したいという方にもおすすめです。
AELCではTOEICやILETSなどの試験対策コースにも力を入れており、またTOEICの公式試験会場にもなっているので、学校内でTOEIC受験ができることもメリットの一つです。
留学費用の目安
1週間(2人部屋)LITE Aコース:440ドル〜
CIP(クラーク)
CIPでは、ネイティブ講師の授業が受けることが可能です。施設内では、全てのエリアで英語での会話が義務付けられており、母国語禁止制度になっているので、早く英語に慣れていただくことができます。また、国際色豊かで様々な国からの学生が留学生がいるので、英語で国際交流や異文化を学ぶことができます。
IETLS公認レビューセンターになっており、ILETS対策にも強く、欧米圏への海外留学を目指している方におすすめです。
留学費用の目安
1週間(3人部屋B)Intensive Dコース:345ドル〜
高校生におすすめのフィリピン留学語学学校(ダバオ編)
ダバオ留学はセブと比べるとあまり人気がない地域になりますが、ダバオ留学の最大のメリットは、治安の良さにあります。現大統領のドゥテルテ大統領が、1988年から2016年まで市長を務め、犯罪発生率を劇的に減少させました。
タクシーのボッタクリ禁止も徹底(ボッタクリを行なった場合はタクシードライバーやその会社の営業停止)されているので、移動についても安心です。
E&G(ダバオ)
E&Gはスパルタ式の管理ではありますが、校舎は海沿いにある施設で、綺麗な海を眺めながら留学生活を送ることができるので、気分をリフレッシュしながら勉強に専念することができます。
TOEIC公式試験センターとなっており、TOEICの公式試験を受験することが可能です。
留学費用の目安
1週間(3人部屋)Comprehensive ESLコース:400ドル〜
E&G (イーアンドジー)|海沿いにある親子留学など多彩なコースがあるダバオの語学学校
EDA(ダバオ)
English Drs Academy(EDA)は、小規模でアットホームな雰囲気の語学学校です。日本人が少ない環境で母国語禁止の環境なので、早く英語に慣れる環境にあります。
また、提携している大学での講義が聴講可能なプログラムもあり、将来、海外の大学に留学を希望している高校生は、英語での講義をいち早く体験できる環境でもあります。
留学費用の目安
1週間(3人部屋)ESLコースB:56,000円〜
最後に
高校生が欧米留学をするには、多額の費用がかかることがネックになりますが、フィリピン留学であれば欧米留学の約3分の1の費用で留学することが可能になります。
マンツーマンレッスンでスピーキングが中心なので、欧米留学でのグループレッスンに比べるとその効果は歴然としています。ぜひ留学先の一つとしてフィリピンを検討されてみてはいかがでしょうか。