コロナの影響で、留学の計画が中止・延期になった方は多数おられると思います。フィリピン留学だけではなく、様々な国への留学を中止・延期にされた方の体験談を数回に渡り、ご紹介させていただきます。
今回は、オーストラリアへ3ヶ月間留学する予定だった、30代女性(看護師)の方に今のお気持ちを伺いました。
目次
海外留学するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
高校を卒業後専門学校に進学し、昔からの夢だった看護師として総合病院に就職しました。
計7年間同じ病院で働き、つらいこともありましたが、充実した日々を過ごしていました。看護師という職業は自分に向いていたのだと思います。7年間のうちでは部署の異動もあり、いろいろな経験を積んでスキルを磨くことができました。
一方で、海外旅行は学生時代から好きでしたが、留学や移住については全くといっていいほど考えたことがありませんでした。
なぜ海外留学・語学留学しようと思いましたか?
看護師7年目を迎えたある時ふと、私はこのまま同じ病院で一生働き続けるのだろうか?と疑問に思い、漠然とあこがれていた海外で働くという夢を実現しようと決心しました。
調べてみたところ、オーストラリアでは英語の試験さえクリアすれば日本の免許をそのまま使用し働ける、改めて現地の大学や専門学校に行く必要がないことが分かり、オーストラリアへ行くことを決めました。資格取得に必要な試験はIELTSまたはOETのため、それを勉強できる語学学校を探すところから始めました。
オーストラリア留学先でトータル予算について
オーストラリアへ3か月程度
語学学校の費用:約30万円(3か月分)
航空券代(往復):10万円
保険:1万円(現地の保険会社を利用しました)
家賃・ホームステイ費用:約20万円
食費はホームステイに含まれていたので特に計算しませんでした。その他旅行やレジャーも楽しみたいと考えていたので、留学費用トータルでは100万円程度を用意していました。
海外留学の準備期間について
留学手続きはエージェントを通して行ったので、ほぼすべてお任せしていました。こまめに連絡や説明をしてくれる会社だったので特に心配することもなかったです。
私自身が準備として行ったのは、とにかく学習習慣をつけて毎日できるだけ英語に触れるということです。オンライン英会話を始めたり、英語のニュースサイトを読んだり、TEDトークを使って勉強するなどしました。
海外留学・語学留学後の人生プランについて
IELTSの基準をクリアし、オーストラリアで看護師として働いてみたいと考えていました。日本と海外の病院の違いを学んでみたかったです。また、あちらは介護先進国ともいわれているので、施設で働くことにも興味がありました。
看護師として長く働くことができれば、オーストラリアの永住権獲得にも挑戦したいと思っていました。
コロナで海外留学・語学留学を中止・延期になった気持ち
とにかくショックで、毎日更新されるコロナウイルスの情報に一喜一憂していました。もう留学はあきらめて日本で働き続けるべきなのかと悩みましたし、こんな状況になること自体、もともとオーストラリアには行けない運命ということだったのかな…とも思って落ち込みましたね。
国境が閉鎖されてしばらく経ちましたが、まだ希望は見えないので悲しい思いはあります。ただこればかりは個人でどうすることもできないので、今は気持ちを切り替えて日本でできることをしています。
コロナ後は留学の計画を断念しますか?再度立て直しますか?
現在まだオーストラリアが留学生の受け入れを行うかは発表されておらず協議中の段階です。私は今のところ、国境がひらけばオーストラリアへ行って留学する予定でいます。やっぱり一度決めたことをあきらめたくないので…。
仕事は結局辞めていないので、このまま病院で働いてお金を貯めつつ、新しい情報を待ちたいと思っています。とにかく今自分にできることとして、英語の勉強を続け、いつでもオーストラリアへ行けるよう準備しています。
スタッフから一言
留学への希望を持ちつつ、今は気持ちを切り替えて日本でできること、英語の勉強を続けられているということで、ぜひコロナ収束後に、ご自身の夢に向かって、前に進んでいただきたいと思います。