英語を勉強している方の中には、日本人である自分は、「どうして日本人は英語が苦手なの?」「なぜ日本人は英語が話せないのか?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
今回は、日本人が英語が話せないと言われる理由について、少し考えてみたいと思います。
目次
日本人が英語が話せないと言われる理由とは?
英語を勉強している方であれば、「イギリス英語」や「アメリカ英語」「オーストラリア英語」など国や地域によって英語の違いがある、ということをご存知の方も多いことでしょう。
シンガポールでは「シングリッシュ」、インドの「ヒングリッシュ」、フィリピンでは「タグリッシュ」など、それぞれの国の言語の音や文法、また語彙などの特徴が取り入れられた英語が存在します。
日本以外のアジア諸国の方の英語は、もちろん発音の違いがあるものの、伝わる程度の発音で気にせず会話をして、そして、仮に伝わらないことがあってもそれを補える単語力と、それ以上の自信があります。
一方、日本人の方の中には、「イギリス英語」や「アメリカ英語」など、発音を気にしている方がとても多くいらっしゃいます。それがネックとなり、知っている単語が伝わらないと、自信がなくなり、その言葉を違う言葉で補えるだけの単語やフレーズのベースがないので、途端に「私は英語ができません!」といった感じで話せなくなるようです。
イギリス英語にこだわる理由ってなに?
特に英会話初心者の方にお伝えしたいことが、「イギリス英語」や「アメリカ英語」などの発音をまずは気にしないで、どんどん会話されることをオススメします。
あまりにも発音を気にされる方は、以下のような傾向に陥りやすくなります。
- 自信がなくなり声が小さくなる
- 自分の意見が言えない
あまりにも発音を気にしすぎるあまり、自信を失くしてしまったり、自分の考えていることや、意見が言えなくなる傾向があります。
「イギリス英語」や「アメリカ英語」などにこだわる必要はありません。まずは、相手に聞こえるように、自分の意見を自分の言葉、そしてボディランゲージも交えながら伝えることをオススメします。
まずは単語力や文法力の基礎を固めよう
シンガポールでは「シングリッシュ」、インドの「ヒングリッシュ」、フィリピンでは「タグリッシュ」などあり、もちろん公用語や準公用語が英語であるという部分は、アジア諸国であっても英語が話せる理由の一つかもししれません。
しかしながら、それぞれの母国語があり、第二言語として英語を学ぶという点においては、日本と変わりはありません。英語が話せるアジア諸国の人たちは、完璧な発音ではなくとも、それを補えるだけのボキャブラリーやフレーズ、そして文法などの基礎があります。英会話初心者の方の英語勉強法は下記でもご紹介しています。
日本人だから英語が話せないのではなく、まずは英語のボキャブラリーやフレーズ、そして文法の基礎固めをして、そのあとに少しずつ発音を気にするくらいの感覚で勉強されてみてはいかがでしょうか。
身についた英単語やフレーズを使ってみよう
英語を勉強していて、新しく身についた単語やフレーズが増えても、使わないとすぐに忘れてしまいます。エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?
ドイツの心理学者よる研究では、なんと1ケ月後79%が忘れてしまうという実験結果が出ています。10個単語を覚えても2個くらいしか頭に残っていません・・・。気になる方は下記の記事もご参考ください。
英語は使わないと忘れてしまいます。使うことでどんどんボキャブラリーが増えてきます。英語を使うにはまず外国人と出会う、友達を作ることが良いでしょう。ここでは、外国人と出会える場所もご紹介しているので、ぜひご参考ください。神戸以外でも他の地域についても外国人と出会える場所をご紹介しているので、サイト内をぜひ検索してみてください。
神戸元町のマンツーマン英会話レッスン
当スクールでは、フィリピン人講師によるマンツーマンレッスンを行なっております。まだ外国人の友達を作るのは難しいという方は、まずはメールにてご予約いただけたらと思います。入会金、年会費、退会金などは一切ございません。またしつこい勧誘等は一切おこなっておりませんので、気軽にご参加いただければと思います。詳細は以下からご覧いただけます。
- 日時: 13:30〜 (要予約)
- レッスン料金:2,500円 (税込)〜 / 60分
- 支払い方法:当日お支払い下さい。
- 開催場所:弊社のオフィスでレッスンを行います。
最後に
つたない日本語で話している外国人を目の前にされた時に、あなたは「この人は日本語が下手だな」と思われますか? 多くの方が、「この人は日本語を話そうと頑張っているから、きちんと聞いて、そして、ゆっくり話して理解してもらおう」と思われる方がほとんどだと思います。
それと同じように、ネイティブスピーカーや、そうでない方も、まずは相手の言葉を聞いて、伝えようという気持ちでゆっくり話したり、違う言葉に言い換えて話そうとします。
発音矯正は会話を楽しんでからでも遅くはありません。発音はひとまずおいて、どんどん話してコミュケーションをとって英会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?