英会話の聞き流しは効果ナシ?効果が出る人と出ない人の勉強法の違いについて

英会話に興味のある方なら、一度は「英会話の聞き流し」教材や、勉強法に興味を持ったことのある方も多いのではないでしょうか?または、「英会話の聞き流し」って本当に効果があるの?と思っている方も多いでしょう。

今回は「英会話の聞き流し」の勉強法や効果についてご紹介したいと思います。

目次

英会話初心者の方の「英会話の聞き流し」の効果について

「英会話の聞き流し」について、特に英会話初心者の方が多く興味を持たれている印象があります。しかしながら、「英会話の聞き流し」だけでは、英会話は上達するのは難しいと言っていいでしょう。中には「英会話の聞き流し」だけで上達した方も存在するかもしれませんが、極めて稀なケースだと思います。

「英単語もほとんどわからない」「英語の文法も理解していない」状態で英会話を聞き流していても、それはただの「音」でしかありません。

仮に、英語ではなく、まったく勉強したことのないフランス語やドイツ語、また中国語ではどうでしょう?毎日、聞き流しだけで上達するでしょうか?英語だから、なんとなく聞き慣れるような気がするかもしれませんが、初めて習う言語と置き換えた場合、「1週間後、1ヶ月後にはペラペラ!」とは言えないでしょう。

意味もわからない英語の音を何度聞き流したところで、残念ながら効果は見られないでしょう。

「英会話の聞き流し」の効果が期待できる方

それでは「英語の聞き流し」の効果が期待できる方はどのような方でしょう?前項の紹介で、少し想像がついた方もおられるかもしれませんが、「英会話の聞き流し」の効果が期待できる方は、すでに英語文法の基礎がしっかりと身についている方そして、英語のボキャブラリーがある程度備わっている方と言えます。

それでは効果がある方は、具体的にどれくらいのレベルなの?というと一概には言えませんが、TOEICでいうと600点以上の英語中級者レベルの方であれば「英会話の聞き流し」は効果があるのではないでしょうか。

しかしながら、「英語の文法が身についている」「英単語のボキャブラリーがある程度備わっている」という方でも、効果が見られる場合と効果が見られない場合があります。次に効果が出る方と出ない方の勉強法についてご紹介させていただきます。

「英会話の聞き流し」の効果的な勉強法

ここでは、「英会話の聞き流し」について効果が見られる場合と、効果が見られない場合の勉強法についてご紹介したいと思います。

英会話初心者の方はまず英語の基礎を身につけよう

英会話初心者の方の場合は、「英会話の聞き流し」はリスニングの勉強にはなりますが、「英会話の聞き流し」だけでは英会話は上達しません。まずは、英語の文法や、英単語力を独学で身につけて勉強する、または英会話スクールなどで少しずつ理解を深めてください。下記の記事の中でも英会話初心者の方の英語の勉強法をご紹介していますので、ぜひご参考ください。

英会話初心者に効果的な勉強方法 | 三宮からも近い神戸元町のマンツーマン英会話スクール

2019年3月20日

「英語の聞き流し」に集中できる環境で聞く

「英語の聞き流し」に集中できる環境とは具体的にどんな環境でしょうか? もっとも集中できる環境とは、「英語の聞き流し」とは言い難いかもしれませんが、意識して英語を聞き取れる環境に身を置くことです。何もしていない状態で聞くのがもっともベストでしょう。

もしくは、「ジムで運動をしながら聞く」「家事をしながら聞く」であれば、聞き流しについても問題ありませんが、「仕事のレポートを書きながら聞いている」「本を読みながら聞いている」という聞き流しは、文章を書いたり、本を読んだり、言語脳が働いている状態での「聞く」といった行為になるので、「聞き流し」は効果が期待できません。

自分のレベルに合った「英語の聞き流し」を選ぼう

次に注意したいのが、自分のレベルに合ったものを「聞き流し」を選びましょう。自分のレベルというのは、すでに理解している文法や英語のボキャブラリーと同等、もしくはほんの少しだけレベルを上げた教材が良いと言えます。

例えば、TOEIC600点くらいのレベルの方が、TOEIC800〜900点くらいと同等のアカデミックな内容のものや、ビジネス関連の専門的な内容のものなどをセレクトしても効果がありません。身近な内容のものや理解できる範囲内での内容のもので「聞き流し」を行いましょう。

レベル別「英語の聞き流し」勉強法について

「英語の聞き流し」もわからないまま進めていては効果がありません。「英語の文法も理解している」「英語のボキャブラリー」もあっても、なかなか聞き取れないことがあります。

ここでは、レベル別に「英語の聞き流し」勉強法についてご紹介いたします。TOEICを受けたことがない、という方は、効果的に英語の勉強を行うためにも、一度TOEICを受験してみてください。英検については合否基準になるため、自分のレベルがわかりづらいため、TOEICを受けてみられることをオススメします。

TOEIC600点以下の方の「英語の聞き流し」勉強法について

TOEIC700点〜600点くらいの方は、ドラマや映画、ニュースといったものではなく、中学卒業レベルのもので結構なので、教材として使用されているものを繰り返し行うことで英語のリズムや会話のパターンが掴めてます。

いろんな本を揃えるのではなく、できれば音源が収録されている同じ教材1冊を最低繰り返し3回以上は行ってください。1冊を終えたら終わり、ではなく、繰り返し行われることで理解が深まります。

映画やドラマを見て「英会話の聞き流し」勉強をしたい・・・と思われる方も多いと思いますが、TOEIC600点以下の方は、わからない単語やフレーズが多すぎると、頭に入ってきません。まずは基礎をしっかり固めてから、リスニングの素材を選ぶようにしましょう。

TOEIC700点〜800点以上の方の「英語の聞き流し」勉強法について

TOEIC700点以上の方になると、英語の文法の基礎や、ボキャブラリーもある程度ある方と言えますが、リスニングは苦手・・・という方も多くおられます。リスニングは特に苦手という方は、無理をせずに学習用教材で理解を深めてください。

TOEIC800点以上ある方は、徐々に知らない単語やフレーズのある教材や素材を選んで「聞き流し」を行なってください。興味のあるドラマや映画でも構いません。できるだけ頭に入りやすく、なんども繰り返し見ても聞いても苦にならない素材を選ぶと良いでしょう。

ここでも、同じ素材を最低繰り返し3回以上は行ってください。繰り返し聞くことにより理解が深まります。

最後に

「英会話の聞き流し」は忙しい社会人の方や、英語の勉強の時間がなかなか作れない方にとっては、魅力的な勉強法です。しかしながら、1週間や1ヶ月聞いたところで身につくものではありません。以下の記事でもご紹介していますので、ご参考ください。

英語を上達させるたった3つのシンプルな方法とは?

2017年12月28日

「英会話の聞き流し」といっても、せっかくならば、目標を持って、意識的に継続して学習を行なってみてはいかがでしょうか。

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