一度フィリピン留学を経験された方の中には、さらに英語力を伸ばしたいと、半年(6ヶ月)のフィリピン留学を計画したいと思われる方が最近増えてきております。
格安で留学できるフィリピン留学(セブ留学)ですが、授業料や宿泊費用、食費込みというのはわかっているけれど、結局のところ半年(6ヶ月)の総額費用はどれくらいかかるの?と思われる方も多いようなので、今回はフィリピン留学の中でも人気のセブ島にある人気の語学学校をベースに概算費用を試算してみました。
目次
フィリピン留学半年(6ヶ月)でかかる費用項目
フィリピン留学といえども、できるだけコストを抑えたいという方も多いのではないでしょうか。今回は以下の条件を元にフィリピン留学の費用を試算していきます。ここではできるだけ誤解がないように少し高く試算しております。
- 期間:24週間
- 学校:セブ島の語学学校
- 部屋タイプ:3人部屋
- 授業カリキュラム:標準ESLコース(7時間)
標準ESLコースの授業時間は、マンツーマンレッスン4コマ・グループレッスン3コマ・オプション2コマ(自由参加)になります。※1コマは通常50分です。
では早速、1ヶ月の留学費用の結果をご紹介します。
①日本での支払い費用 |
| 834,000円 |
②現地で費用 |
| 44,920円 (134,760ペソ) |
③6ヶ月の生活費 | ※隔週末に観光を楽しんだ場合の目安 | 150,000円 |
④航空券 | LCCを利用した最安航空チケット代 | 55,000円 |
⑤海外旅行保険 | AIU海外旅行保険の平均的な代金 | 100,000円 |
総合計金額 | 1,183,920円 |
※1ペソ = 3円で計算しております。
いかがでしょうか?
もちろんレートが安く(高く)なる可能性があることや、デポジットも部屋に問題がなければ返金されます。航空券もLCCのプロモを利用すればさらに安くなります。また3人部屋から6人部屋にしたり、まずはフィリピン留学の雰囲気を確認したいということであれば、レッスンのコマ数を減したり、週末にそれほど遊びに行くことがなければ、半年で100万円程で留学できる方もおられます。
ズバリ費用を抑えるコツは、
- 語学学校の割引制度を利用する(早期割引やオフシーズンなど)
- 早めに計画をしてLCCのプロモ価格の航空券を購入する
- 現地では贅沢をしない(日本食レストランなど行かないなど)
それでは、
- 日本での支払い費用
- 現地で費用
- 1ヶ月の生活費
- 航空券
- 海外保険
の項目ごとに費用を見ていきましょう。
①日本での支払い費用
フィリピン留学の費用の中で、日本でお支払いいただく費用に関しては、授業料・宿泊費・食費に加えて、入学金があります。フィリピン留学の24週間(6ヶ月)の費用(授業料・宿泊費・食費)は大体70万〜120万円くらいが相場と見ていただいてよいと思います。
入学金
それに加えて、入学金が別途10,000円〜15,000円もしくは100ドル〜150ドルかかるのが一般的になります。1週間の留学でも半年の留学でも入学金の費用は同じですが、2回目の留学で同じ学校に留学した場合は、入学金が免除される場合があります。
授業料・宿泊費・食費
できるだけ費用を抑えたいのであれば、1日の授業時間を減らしたり部屋人数を多くすることで、さらに安くなります。食費は基本的に3食付きになりますが、学校によっては昼食がない場合もあります。
また、フィリピン留学は一般的には春休み(2〜3月)や夏休み(7〜9月)、また社会人の方が多くなるゴールデンウィークやお盆休みの時期はかなり混み合いますので、このシーズンを避けると割引キャンペーンを行なっている学校があるので、その時期と学校のキャンペーンが運良く重なるとさらに費用を抑えることができます。
一方で、土日にも授業をオプションでつけたり、一人部屋にすることで金額が高くなってきます。
②現地で費用
次に現地でお支払いいただく費用をご紹介致します。6ヶ月(24週間)の場合はVISAの延長料金や、ACR I-Card(外国人登録証)が必要になってきます。
それでは、順番に詳しくみていきましょう。
SSP(就学許可証)
SSPとは就学許可証(Special Study Permit)の略で、フィリピン政府が発行する留学する者に対して発行する許可証のことです。
これは留学期間の長さに関わらず1週間の短期留学でも必要になります。費用は6,000〜65,00ペソで6ヶ月間有効です。SSPの申請は学校が代行申請します。
VISA延長費用
6ヶ月(24週間)の留学なのでビザ延長ひ費用がかかります。
31日以上滞在される方は、以下の費用をご参考ください。これに加えて、学校が代行で申請するための手続き費用が約300ペソ程、別途必要になります。
- 1回目の延長(8週間の場合):3,440ペソ ※59日間滞在可能
- 2回目の延長(12週間の場合):4,710ペソ ※89日間滞在可能
- 3回目の延長(16週間の場合):2,740ペソ ※119日間滞在可能
- 4回目の延長(20週間の場合):2,740ペソ ※149日間滞在可能
ACR I-Card(外国人登録証)
ACR I-Cardは、Alien Certificate of Registration Identity Cardの略で、外国人登録証になります。
フィリピン政府が外国人留学生(留学生以外にも必要)のフィリピン時の滞在場所を把握するために、60日以上、フィリピン国内に滞在する外国人に対して外国人登録証の発行を義務付けています。
60日以上(8週間以上)の留学の場合に、手続きには3000-4000ペソの費用がかかります。学校が申請手続きを行いますので、生徒様が直接申請していただく必要はございません。
デポジット
デポジットとは寮の保証金になります。留学中に部屋や部屋の中の物を破損した時に、この保証金から支払われます。
学校にもよって異なりますが、2,000〜5000ペソ必要になります。週ごとにデポジットが加算される学校もありますので、事前に確認が必要になります。
施設に破損等などが見受けられなければ、退寮時に返金されますので、忘れないように申請してください。
帰国時空港使用税(ターミナルフィー)
これは学校で支払うものではありませんが、フィリピンのマクタンセブ空港では、出国時に空港利用料が徴収されます。空港利用料として750ペソ必要になります。
電気代
学校によっては宿泊費や授業料の中に含まれている場合もありますが、現地で週の利用料で清算される場合、またあらかじめ週ごとに使用されるであろう電気料金を事前に支払う学校もあります。
使用状況によっても異なりますが、夜寝る時にエアコンを付けたり、部屋にいても暑くなってきたらつけ、冷えてきたらエアコンを消すといった感じで、平均1ヶ月300~1500ペソほどです。常時付けっぱなしにした状態だと2000ペソ以上になる可能性もあります。
複数人部屋になる場合は、人数で配分されるため、ルームメイトと相談しながらエアコンをつける際はトラブルにならないようにしましょう。
管理費用
こちらも学校によっては授業料や宿泊費込みになっていますが、例えば、寮の部屋の清掃はフィリピン人スタッフが行なってくれます。このような学校や寮での管理費用が、学校によっても異なりますが、150ペソ/週 ほどかかる場合もあります。
テキスト代
テキストは必要に応じて購入していただくこととなりますが、4週間(1ヶ月の場合は、約1,000〜1,500ペソくらいを目安に見ていただけたらと思います。
③1週間の生活費
1週間の留学になりますので、外食やお土産などが中心となると思いますが、フィリピン留学の費用の中でも一番大きく差が開いてしまうのは、生活費になります。1週間であれば、1万円もあれば十分でしょう。
物価の安いフィリピンであっても、ショッピングモールなどでは日本と変わらないレストランも多くあります。できるだけ費用を抑えたいという方は、6ヶ月という長期になる留学になるので、無駄遣いしないように計画的に遣うように心掛けましょう。
④航空券
航空券に関しても、留学費用を大きく左右する費用の一つです。フィリピンへの直行便の移動は、一般的なFSCと、格安LCCに分かれます。
韓国経由などもありますが、時間がかかる割には費用もあまり変わらないので、直行便をおすすめ致します。
FSC(Full Service Carrierフルサービスキャリア)
LCC(Low Cost Carrierローコストキャリア)
成田、関空、名古屋、福岡など利用する路線の違いや時期によっても差が開きますが、基本的には往復5〜6万円くらいを相場として見ておけば良いのではないでしょうか。
航空券の価格比較には、スカイスキャナー を利用すると、一度の色々な航空券価格の比較ができるので、時期を決めたら一度航空券の価格を調べてみましょう。
セブパシフィックやジェットスターはプロモキャンペーンセールを行なっているので、メルマガやSNSなどをフォローしておくと、セール情報をゲットできます。その場合、往復2万円くらいで行けることもあります。
⑤海外保険
海外保険は6ヶ月間という長期になると、あまり取り扱いのある保険会社が限られてきます。プランにもよりますが、AIU海外旅行保険の平均的な海外保険は6ヶ月だと10万円程度になります。
6ヶ月という長期留学になると、必ずといって良いほどみなさん体調を崩される方がほとんどになります。クレジットカードの保険付帯などもありますが、長期ともなるとカバーされない内容もありますので、安心の為にも海外保険に入られることをおすすめいたします。
弊社は、神戸の旅行代理店とパートナーシップを結んでいるので、個人で航空券や海外保険を手配するのが不安という方は、もちろんご相談いただいてもOKです。
フィリピン留学の費用を抑えるポイント
フィリピン留学は前もって計画し、早く予約することで費用を抑えて希望の留学プランで留学できます。
- 語学学校の割引制度を利用する(早期割引やオフシーズンなど)
- 早めに計画をしてLCCのプロモ価格の航空券を購入する
- 現地では贅沢をしない(日本食レストランなど行かないなど)
特に、航空券は自分で早めに手配することで費用を抑えられます。また、一人部屋希望の場合、予約が埋まってしまうことが多いので、複数人部屋になる場合もありますので、絶対に一人部屋が良いという場合はできるだけ早く予約しておくと希望に沿った留学をすることができます。
授業料の費用などは、各学校に記載しております。またお見積もりも行なっておりますのでお気軽にお問い合わせください。
半年(6ヶ月)のフィリピン留学で期待できる成果とは?
フィリピン留学は1週間から可能となり、半年間のフィリピン語学留学でどれくらいの成果が期待できるのか、気になる方が多いようですが、もちろん成果については、本人の努力次第というのが一番大きくなります。
しかしながら、TOEICであれば、3ヶ月以上のフィリピン留学で平均的に200〜300点以上のスコアアップは十分狙えます。その効果からTOEICの点数保証制度がある語学学校もあります。
TOEIC点数保証コースを提供している語学学校
保証対象条件を満たしている場合、授業料を免除、または返金制度を行なっている語学学校です。条件については各学校で異なりますので、詳しい内容については、お問い合わせください。
- バギオ (Baguio) の学校:TALK
- クラーク (Clark) の学校:AELC
- イロイロ (Iloilo) の学校:MK Education
- セブ (Cebu) の学校:CIA、 NILS、 UV ESL
フィリピン留学で必ず英語力を伸ばしたいという方でしたら、点数保証制度がある学校を検討してみてはいかがでしょうか?多くの学校は、TOEICだけのスコアアップではなく、英会話力を伸ばすことができるスピーキングのレッスンも充実しています。
TOEICのスコアアップはできたけど、英会話力を伸ばすことができなければ意味がありません。3ヶ月〜6ヶ月の留学が可能であれば、TOEIC点数保証がある語学学校を検討されてみてはいかがでしょうか?