英語の挨拶と言えば、「Hello」や 「How are you?」というフレーズを思い浮かべる方も多いでしょう。もっともシンプルで一番最初に習う英語の挨拶かもしれませんね。
しかしながら、ネイティブスピーカーはいつも「Hello」や 「How are you?」だけを使うわけではありません。今回はネイティブスピーカーがカジュアルな場面、ビジネスの場面、かなり親しい間柄で使われるスラングも含めて、実際の会話でよく使う英語の挨拶をご紹介します。
目次
一般的に使われる英語の挨拶フレーズ
まずは、ビジネスの場面ほどではないけれど、友達や家族などカジュアルな場面において使われる挨拶フレーズをご紹介します。
「Hi」, 「Hey」
「Hello」と同様に使われるもっともシンプルでカジュアルな挨拶です。「Hi」と「Hey」の違いについては、すでにお互い知っている間柄かどうかがポイントになります。
「Hi」が初めて会う人にも使われるのに対して、「Hey」はすでに知っている間柄で使われる挨拶になります。知らない人に対して「Hey」というと少し違和感を感じるかもしれません。
「Hey」においては親しい間柄において男性に対しても女性に対しても「Hey man」という呼びかけの挨拶フレーズとして使われることもあります。
「 How are you doing?」「How’s it going?」
「 How are you doing?」「How’s it going?」の表現は、「How are you?」と比較してカジュアルな場面で使われます。カジュアルな表現ですが、親しい間柄の人だけではなく、親しい間柄ではないけれど、知人に近況を尋ねるときや、目上の方にも使える表現なので、「How are you」と同様に便利な挨拶フレーズです。ぜひ使ってみてください。
「What’s up?」「 What’s going on?」
「What’s up?」「 What’s going on?」は、「 How are you doing?」「How’s it going?」に比べると、ややカジュアルな表現となり、すでに知り合いの仲で使われる表現です。初めて知り合った方に使わない方が良いでしょう。
「What’s up?」「 What’s going on?」の他にも「What’s new?」などの表現も同様のイメージです。「最近どう?」というような意味合いになり、「nothing(特に何も)」というようなスモールトークとしてよく使われます。
「How’s everything ?」「How are things?」
「How are you?」と同様に、「How’s everything ?」「How are things?」もカジュアルな場面で使われる表現です。こちらの表現もすでに面識のある人に対して使われます。「Good」などと簡単に返答しても良いですが、お互いの近況をシェアする時に使うと便利な表現です。
「How’s your day? 」
「 How’s your day going?」ということもできますが、これらの表現は質問するその日に対して、一日の終わりや、午後であれば午前中のことを指して、よく使われる挨拶表現です。直訳すれば「今日はどんな日ですか?」となりますが、多くの人が、「Good」や「Fine」など簡単に返答することが多いでしょう。
久々に会う人に対して使う英語の挨拶フレーズ
次に、久々に会う人に対して使う英語の挨拶フレーズをご紹介いたします。上記のような一般的な挨拶表現でも良いですが、その前に一言付け加えておいても良いでしょう。
「Good to see you」「 Nice to see you」
これらの表現は、久しく会っていない家族や友達、仲の良い同僚に対して使われる表現です。挨拶をする方の関係性によっては、久しぶりの再会のため、ハグや握手などをしながらこのような表現をすることもあります。
「Long time no see」「 It’s been a while」
長らく会っていない人に対して使われる英語表現です。以前は毎週会っていたけれど、その後、数ヶ月会っていない人に突然会った時などに使われる英語表現です。
ビジネスやフォーマルな場面で使われる英語の挨拶フレーズ
ここでは、ビジネスの場面やフォーマルな場面で使われる英語の挨拶フレーズをご紹介いたします。聞き慣れている挨拶ではありますが、ネイティブスピーカーにとっては少しフォーマルな印象を受けます。
「Good morning」「Good afternoon」「Good evening」
もっとも聞き慣れている表現ではありますが、カジュアルな表現は時間に関係なく全て「Hello」と言いますが、フォーマルな場面では時間によって使い分けられます。これらと同様に「Good night」という表現がありますが、挨拶として「good bye」の意味として使われることを覚えておきましょう。
「It’s nice to meet you」「Pleased to meet you」
この表現は、初めて会った人に対して使われる、とてもフォーマルで丁寧な表現になります。気をつけておきたいことは、この表現は初めて会った人に対して使われる表現になります。もし、同じ人に会った時に使う場合は、「It’s nice to meet you again」という表現になります。
「How have you been? 」
この表現はすでに面識のある人に対して、近況を尋ねる時に使う英語の挨拶表現です。
「How do you do? 」
この表現はとてもフォーマルな表現で、現在ではあまり使われていない古風な挨拶表現です。しかしながら、年配の方の中でも今でも稀に使われており、もしこのように聞かれた場合でも「How do you do? 」と返答することが一般的です。上流階級を皮肉ったジョークとして使われることもあるため、使わないようにしましょう。
スラング英語の挨拶フレーズ
スラング英語の挨拶は、かなり親しい間柄においてのみ使われます。また地域に限定したスラングもあるため、オーストラリアでは使われるけど、アメリカでは使われないということもあります。スラング英語を使うことは控え、何を聞かれているのか、何を意味しているのか?という程度に留めておいた方が良いでしょう。
「Yo!」
Yo!はアメリカで使われている一般的ななスラング英語の挨拶になり、音楽のヒップホップシーンでもよく使われているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
「Howdy!」
「How do you do?」を意味するスラング英語の挨拶になり、特にカナダやアメリカの特定の地域で使われる表現になります。アメリカのカウボーイが使い始めたことが発祥ということから、他の地域で使うとカウボーイのような表現になり少し可笑しい印象を受けます。
「Sup?」「Whazzup?」
「what’s up?」を意味するの略語、スラング英語の挨拶表現になります。主に10代の若者が使っている表現になるので、成人の方が使うと少し違和感を感じるかもしれません。
「You alright?」「Alright mate?」
「You alright?」「Alright mate?」は主に、イギリスのスラング英語になり、「Hello」や「How are you?」と同じような意味で使われます。その質問対しては、そのまま「Alright」などと返答します。
「Hiya!」
この表現は、イギリスのある特定の地域において、「how are you?」を短縮したような表現で使われています。
「G’day mate!」
G’dayは「Good day」の略語で、オーストラリアのスラング英語の挨拶として使われています。「how are you?」という意味合いと同じですが、オーストラリアでは「You」を「Ya」と表現することが多く、「how are ya?」「how are ya doing?」などと表現されます。
最後に
今回は、カジュアルな場面からフォーマルな場面、スラング英語の挨拶など「Hello」や「How are you?」以外で使える英語の挨拶フレーズをまとめてみました。
英語の挨拶と言えば、「Hello」や 「How are you?」しか思い浮かばない・・・という方はこの機会に英語の挨拶フレーズのバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか?