コロナ禍の影響により、海外留学・語学留学を断念された方も多いかと思いますが、それでも留学をしたいという方も多いのではないでしょうか。
フィリピン留学に関しては、今もなお(2021年5月12日現在)、入国制限・入国不可となり留学できない状況が続いておりますが、今回は、入国後の行動制限がありながらも海外留学を決行された20代男性の方に、コロナ禍においての留学の思いや、現地での過ごし方、今後のプランなど体験談を語っていただきました。
目次
どの国へどれくらいの期間、留学する予定ですか?
アメリカで今月から約二年間いる予定です。
日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)を教えてください。
高卒でアパレル業界に就職し、そこで販売業をしていました。そこで自身のスキルと忍耐力などが培われ、接客力も身に付きました。
会社を辞めたあとに職業訓練校に通い自身の弱点であったパソコンでのスキルと、主にTOEICですが、英語を勉強していました。そこでExcelとWordとPowerPointの資格を取りました。TOEICの点数も伸ばすことができました。それ以外には掛け持ちのアルバイトでレストランやバーなどでの経験もあります。
なぜコロナ渦において海外留学・語学留学しようと思いましたか?
一昨年に今まで努めていた会社を辞め、目標にしていたアメリカのカレッジに入学しようと思いました。カレッジに行く前に語学力と手続きなどの準備期間が必要となりバーでアルバイトをしながら色々と準備していましたが、去年コロナで飛行機が飛ばなくなり日本で自粛することを余儀なくされました。
その時は、今のようにコロナの自粛期間が長くなると考えていなかったので、危機感は感じていなかったのですが、今年になりコロナの終息する気配もなく、しかし今の生活を続けるわけにはいかないと思い危険ではありますが留学に踏み切りました。
海外留学先でトータル予算は?
- 学費:寮と寮での食事全て合わせて年間で約15000ドル
- 渡航費:日本からアメリカへの片道料金ですが100000円
- 保険料:半年で70000円ほど
二年間で340万ほどの予算となっております。渡航費は、コロナ前に飛行機を取った時より10000円ほど高いように感じています。
コロナ渦において留学現地での過ごし方は?
現状、寮生活で1人で過ごすという訳にもいかず集団行動を強いられています。その上色んな人種が居ますのでコロナへの対策も個人差があります。
いつ感染してもおかしくないとは言い過ぎですが、日本にいる時より警戒は強くしておかないと危険だなという気持ちはあります。しかし、大学側も慎重に対応して頂いてるし現状回りで感染者が出たなどはありません。
自分の生活としてはあまり外に遊びにいけないのが辛い所です。ヘイトクライムなどの件もありアジア人が繁華街へ出歩くことが危険になっているので自分の部屋と教室と図書室を往復する日々が続いています。
コロナでも海外留学・語学留学を決行して良かったことと、後悔したことは?
コロナ対策で寮の人数などが減っており、コロナ前とは学生の数が違うみたいですのであまり人混みにならずに済んで快適ではあります。
あとはニュースでみたヘイトクライムのような、アジア人に対して差別的なことをされるのではと思いましたが、実際そんなことはなく、自分のなかでのアメリカ人の印象を変えることが出来たのは良かったです。
後悔しない為には、コロナであっても留学したいという気持ちがあるなら進路を変えずに留学することです。良いことばかりではないですが、海外でもコロナ対策はしっかりしてるし、場所によってはいち早くワクチンを無料で摂取できたりしますので海外にいる利点を生かすことが大事かなと思います。
留学後はどのような人生プランを立てていますか?
英語圏での就職を目指したいと思います。コロナによってリモートワークが推進され自分の場所にこだわることなく、どの国からでも在宅で働くという選択肢もあると思っているので、仕事の幅は広がったと思っています。
現実を言えばコロナで苦しい思いをする可能性の方が十二分にあるのですが、ピンチをチャンスに変えるような立ち回りが出来たらなと思います。
スタッフから一言
コロナ渦においてのアメリカ留学は非常に決断を迫られたかと思います。その中でも、今後は「どの国からでも在宅で働くという選択肢」という視点で、ピンチをチャンスに変えるというポイジティブな思考でアメリカでの留学経験を活かして、今後活躍できるよう祈っております。
当スクールでも、コロナ渦において留学を控えている生徒様もおられます。留学中に困らない英会話を身につけることで、現地でスムーズに海外生活を送ることができます。現在、オンライン英会話も行なっておりますので、留学準備として英会話が必要と感じられている方はぜひご検討下さい。