「1か月後に海外で商談とプレゼンが・・・」「ダラダラと勉強しても英語が身につかない・・・」と悩まれている方や、どうしても短期で英語力を伸ばしたいという方もおられると思います。今回は短期集中で英語を身につける方法をご紹介したいと思います。
目次
英語を短期集中で身につける秘訣
短期集中で英語を身につけたいとお思いの方々に以下の2点をご紹介したいと思います。
- ムダなことはしないメタ認知活動
- アウトプットだけを意識する
実はこれらの考え方があなたの英語を短期集中でしっかり上げる秘訣となっています。
ムダなことはしないメタ認知活動
『ムダなこと』とはどういったことでしょう?『メタ認知活動』という言葉を聞いたことがありますか?この二つはかなり密接に関連したトピックです。
メタ認知活動
メタ認知活動という言葉を聞いたことはありますか?これは簡単に言えば「学習する過程を自分で決めて管理する」ということです。
そのためには「目標設定」が何より重要です。例えば「TOEIC・TOEFLで〇〇点取る!」「隣に住んでいるアメリカ人とペラペラと話したい」であったりと人さまざまな目標がありますよね。
目標設定を「自分で」することが肝心です。人間、他人が決めた組織的な目標を自分ごとには考えられない人が多いと思います。同じく他者が指定してきた個人の目標設定は何かペナルティがない限り取り組む意欲が薄れます。
「意欲」は良い意味でも悪い意味でも自分で生み出したほうが能動的に自分の頭で考えて行動できるというのが人間の性分です。
目標設定は分解していくととても取り組みやすくなります。例えば「1か月後のプレゼンの英語でスラスラ発表する」が目標ならば1週間、1日の学習進度予定を分解して組み立てていけ、それぞれの目標に対して取り組みやすくなります。
ムダなテキスト
ムダなテキストとは実際にメタ認知活動で確認した目標に沿っていないテキストを使用することです。
TOEICの点数を目標にしているのに、TOEFLや英検のテキストを購入したり、ビジネス英語の出題がメインなのにアカデミックな内容の書籍に手を出したり、などはかえって短期集中で英語を勉強するには不向きでしょう。
それと同じく、「1か月後の英語プレゼンでスラスラと発表する」ことを目標に設定して、『まずは文法から・・・』と日常会話で使いもしない、かなりレアな単語や文法を扱う書籍を読みふけってはいけません。
適切なテキストで1日の中の自分で決めたスケジュールに沿って集中して勉強することで短期集中して必要なフレーズを覚えることができます。
ムダな聞き流し
よく「聞き流すだけ!通勤時間の英単語・英文法聞き流しで英語を最速マスター!」と宣伝している商品があります。
「この英語フレーズ、耳で聞いたことがある」といった経験認知や「うわ、英語だ・・・」といった気構えをなくすことはできますが、アウトプット系の目標に沿った内容ではないでしょう。
さらにリスニングすることに集中できれば良いのですが、通勤時間や歩いているときというのは視界や触覚に注意が奪われます。いくら潜在意識の中で経験することを目的としても聴覚に集中してリスニング勉強をしたときとは効果に雲泥の差があると言えます。
英会話はアウトプットが最大のインプット
次にアウトプットについて説明します。アウトプットとはもちろん「話す・書く」という作業のことです。
アウトプットを行うメリット
なぜアウトプットが優れている勉強法なのかというと、インプットをしないとアウトプットできないという必然性から考えられます。
一般的に言語の習得は「読む・聞く・話す・書く」の4つの技能が必要とされています。そしてそのどのフェーズでも、
- 単語→文法→文章
が頭の中で行われている作業です。しかしインプット系と呼ばれる「読む・聞く」は自分の頭の中でこの作業を行わなくても外部情報として認識できます。ここが「話す・書く」が「読む・聞く」よりも難しいと言われる所以です。
「いやいや、自分はTOEICを受けるから話す・書くは必要ないんですよ。」
と思っている方の多くは、TOEICの受験者のほとんどが誤解している点として実際に「話す・書く」の段階までに達していないと自分の目標とする点数まで得点できないことが多いのです。
というのも、英語を正しく聞き分けることができるというのは相手の話す単語を自分の頭の中で認識し、組み立て、文章に再構築する必要があり、「話す・書く」に必要な要素を頭の中でしっかりできる人でないと難しいからです。
ですので、ぜひアウトプットを常に意識した英語を身につけて「読む・聞く」中心のTOEICでも自分の頭を「話す・書く」作業ができるように訓練していきましょう!
英会話オススメのアウトプット勉強法
ではどうやって自分でアウトプットによる学習環境を作り出すかについてご説明します。
- 英会話スクールや英会話サークル
- オンライン英会話
- シャドーイング・暗唱法
弊社ではフィリピン留学のご紹介もしておりますが、どうしても留学は難しいという方も多いかと思います。原則的に日本にいることが前提ですと以上の3つが方法として挙げられます。それぞれで目標設定が異なりますので自身の環境で構築可能な方法をお選びください。
英会話スクール・英会話サークルなどのコミュニティ(対人式)
まず圧倒的な強制力を持つのがこの英会話スクールや、英会話サークルなどのコミュニティです。
英語しかできないネイティブの英会話スクール、初心者ばかりが集まって本当に正しい英語なのかわからない日本人しかいない英会話サークルも多くあるので、日本語で正しい英語を身に付けたいという方は、英語と日本語が堪能な講師がいるスクールがおすすめです。
英会話中級から上級者になると、英語のみの英会話環境でも実際には効果はあります。英語の文章を自分の中で構築して相手の言ってることを理解して、自分の頭の中で解釈して即座に返答する環境で訓練しましょう。
- メリット:強制的に英語を話さなければいけない、すぐに返答する必要性がある
- デメリット:会場まで行く必要がある、相手が日本人だと英語特有の発音に慣れることができない
このような理由で、英会話スクールや英会話サークルに参加することが難しい方は、他の方法を模索してみましょう。
オンライン英会話(オンライン式)
オンライン英会話は10年ほど前から一気に加速している市場です。発音がネイティブに近いフィリピン人を講師として会話するオンライン英会話が人気です。弊社からフィリピン留学を申し込まれた方には、ENC with GNA の無料体験レッスンもご紹介しております。
英語圏に住む人や、住んでいた人がメンターとなって限られた時間の中で個人指導してくれるので集中して学習できることが大きいと考えられます。
- メリット:ネイティブに近い英会話を体験できる、海外とのネットワークが構築できる、外に出なくても良い
- デメリット:自分の都合で受けるので強制力がない、英語中上級者でないと聞き流すことも多い
オンライン英会話は便利な一方で、拘束力がないので持続することが難しい場合もあります。また、日本語ができる講師が少ないので、英会話初心者の方は理解するのに時間がかかったり、理解しないままレッスンが終わることも多いでしょう。
シャドーイング・暗唱法(独学式)
こちらは完全に独学でアウトプットする目的のものです。シャドーイングは英語の発音をどのように発音するか頭で理解してからそのまま口に出すことで話すための訓練となります。
また、暗唱法は一度聞いた英語文章・記事を頭の中で文章理解した上で口に出す工程により、英語脳が鍛えられやすい方法となります。その分頭にかかるストレスは増大しますので適度なスケジュール管理で取り組んでください。
- メリット:英語脳を飛躍的にアップさせる、論理立てた学習法を実践できる
- デメリット:強制力は乏しい、ストレスがたまりやすい
オススメシャドーイング・暗唱法書籍
- 究極の英語リスニング(初級、中級向けとシリーズ化されています)
- 必ず聞き取れる TOEFL テストリスニング(TOEFL対策本ですが、暗唱法には最適な書籍です)
神戸で短期集中の英会話スクールをお探しの方へ
ここまで短期集中で英語学習法をご紹介してきましたが、自分の目的に沿った内容のものはありましたか?英語学習は孤独なものではなく、インタラクティブな環境で初めて向上するといっても過言ではありません。
それと同時にしっかりとした学習をしないと楽しい会話もできません。アウトプットとメタ認知活動を常に意識して英語学習に取り組んでください!
日本語可能なフィリピン人講師による神戸のマンツーマン英会話スクール
マンツーマンレッスンの時間・費用は以下の通りになります。まずはメールにてご予約いただけたらと思います。入会金、年会費、退会金などは一切ございません。またしつこい勧誘等は一切おこなっておりませんので、気軽にご参加いただければと思います。
- 日時: 13:30〜 (要予約)
- マンツーマンレッスン料金:3,000円 (税込) / 60分
- 支払い方法:当日お支払い下さい。
- 開催場所:弊社のオフィスでレッスンを行います。